最近めっきり仕事にやる気が出ない。体もだるくて朝起きるのも面倒でツライ。
いつの間にかボーっとしてしまうことが多くなり眠くなってしまうのはなぜ?
会社や仕事がそこまでキツいわけじゃないけれど、どうにもこうにもやる気が出ない、という方も多いかも知れません。
ビジネスパーソンにつきまとう「やる気」は、そもそも一体どこから湧いてきて一体どこへ消えていくのか?
そしてどうすれば一度失ったやる気を取り戻せるのか?「やる気の無い自分」から「やる気みなぎる自分」に変身するためには?
仕事のやる気が出ない時にやってしまいがちな「間違い」って?
ワークライフバランスという言葉がようやく浸透しはじめた近年、過労や心労などで今までの「働き方」が少しずつ見直されはじめました。
無理を多少してでもやる気を出そうと必死に頑張り乗り切ることも時には大切かもしれませんが、それでもやる気がどうしても出ないままに無理を続けてはいけないということを認識することが重要です。
やる気(モチベーション)が上がらない時は心と体が弱っているサインです。
例えるならあなたを車として考えてみて下さい。ガソリン(心のエネルギー)がもうすぐ切れて走らなくなってしまう状態で、そんな時に無理をして走っても途中でガス欠でストップしてしまうことが目に見えています。
また、車(体)にどこか異常があるのをわかっていて、そのまま無理をして走り続けるとやがてそこから壊れていき、とうとう最後には動かなくなってしまいます。
ほとんどの人が自分の心と体の限界をひょっとしたら自分でもよくわかっていないのかもしれません。だから気づいた時には深刻な状態になってしまっていることが多々あるのです。
やる気が出なくてどうしようと感じていて、「本当はとても辛いけど無理をしてでも頑張ろう」と自分の気持ちをごまかし続けていると、いつか心が悲鳴を上げて我慢の限界が必ずおとずれます。
また体も同様に、痛みや違和感などの異変を感じていても「たいしたことない」といい加減に放置していては、後々取り返しのつかない大病につながる可能性もあります。
まず「自分の心と体に正直に向き合ってみようと」と心と体の現在の状態を意識することがとても大切です。
体と心を無視すればやる気をどんどん失っていく
健康な体を保つためには食事・運動・睡眠の3要素はとても重要であるという話は誰もが一度は耳にしたことがあると思います。
少しでもいいのでこれらのことに気をつけている人とそうでない人には、長い年月を重ねていく中で大きな差が生まれます。
「バランスの取れた食事をしなさい」
「適度な運動をしなさい」
「きちんと睡眠を取りなさい」
とこれまで色々なタイミングで何度も言われたことのあるシンプルな内容が、いざ病気になった時に痛いほど胸に刺さりいかに重要な教訓であったかと初めて気付きます。
どれだけ「仕事熱心」でも健康な体を保つことをおろそかにしてしまっていては十分なパフォーマンスは望めません。
また「これくらいは大丈夫だろう」という過信からの無理の積み重ねが驚くほど体にダメージを与えてしまっていることもあります。
そうならない為にも、疲労感がある時はまずはしっかりと体を休めましょう。また、無理が続いた場合にはそれ相応の体のケアも忘れずに行うことが大切です。
また、体のケアと同様に心のケアも重要です。「やる気が出ない」という心のサインを自分自身でわざと無視をしつづけて無理をしていては、やがて心のバランスが保てなくなり「うつ病」などの精神疾患につながっていきます。
何も面白いと感じなくなったり、頻繁に怒りやすくなったり、急に泣き出したりと自分の感情のコントロールがうまくできなくなってきます。
さらに悪化していくと、今まで社交的だったのに外に出て人と会って話すことが急に怖くなってしまい家に閉じこもるようになったり、逆に周囲からもおかしいなと思われるほど妙な言動を繰り返したりとますます自分でも一体どうしてしまったのかがわからなくなってしまいます。
そうならない為にも、一刻も早く自分の心の声に耳を傾けてあげましょう。
「やる気」を回復するには一体どうすればいいのか?
失いつつある「やる気」を回復していくには一体どうすればいいのでしょうか?無理をしてやる気をだそうとすればするほど悪循環につながります。
そんな時は、まず「健康管理」と「趣味」に目を向けることからはじめてみましょう。
例えば、毎日のライフスタイルや趣味にかけられている時間などを今一度見直してみましょう。
そこに無理はないか、我慢しすぎていないかなどを自分に正直になって向き合うことが重要です。
健康管理を見直すチェックポイント
1.食事の内容と回数を見直してみる
2.適度な運動をする時間をつくる
3.質の高い睡眠をとれるように工夫する
毎日の生活の中で、食事・運動・睡眠の3要素を分析しそれぞれに改善しなければいけない点はないかかどうかをチェックしていきましょう。
食事は、栄養バランスやカロリーコントロール、朝・昼・晩の3食をきちんと取れているかなどのチェックをしてみましょう。
運動に関しては、ジムや外に出て運動の時間をつくることができない場合もあると思います。そんな時には自宅でもできるトレーニングメニューがあるので積極的に取り入れてみます。
睡眠に関しては、睡眠時間よりもぐっすりと質の高い睡眠ができるようにアロマを使ったり、寝室環境や寝具などを工夫してみるのもいいでしょう。
次に、趣味や欲しいモノが購入できる時間を作りましょう。
趣味に関しては没頭できるものであれば深みにはまると危険なギャンブルや寝食を忘れ体調を崩すほどゲームに熱中するなど、ストレスを蓄積してしまうことや体調を崩してしまう原因となるものはなるべく避けましょう。
自分が本当にやりたい面白いと感じることや場所に行くなどに時間をかけることがとても重要です。
そうすることで、例えつまらない仕事ても趣味にかける時間や欲しいモノを購入するという目的が仕事のストレスを軽減してくれる働きをしてくれます。
また、欲しいモノの購入費用捻出のためにも仕事も頑張れたり、趣味が高じておもわぬ仕事につながるというような好循環になるケースもあります。
自分が仕事を忘れ、パートナーにも理解を得た上で、趣味や好きなことに没頭し楽しめる時間を持つということが心のバランスを保つにはとても大切です。